AI、ロボットなどテクノロジーの発展によって、私たちの生活はどんどん便利になっています
どんな未来が来るのだろう?というワクワクする気持ちもある一方で、窮地に立たされていることはご存知でしょうか?
テクノロジーの発展は恩恵もありますが、私たちの仕事が無くなってしまうかもしれないのです
- 無人のレジ
- 配膳ロボ
- AIによるサジェスト
など
すでに身近なところで仕事が無くなっているのを実感しているはずです
今回は、
- 今後どのような仕事が無くなっていくのか?
- どれくらいやばいのか?
をご理解いただくために、『今後なくなる可能性のある仕事を66個』まとめました
もしかしたら、あなたの仕事もあるかもしれません
執筆者情報
ときすけ
- 30代会社員 & 副業ブロガー & 二児の父
- 工場勤務からリスキリングした経験有り
- ゼロからリスキリングを学べる情報を発信
- Microsoft365系アプリ、生成系AIが得意
- 社内のDX人材育成に従事
職を失うことはもう他人事ではない
まず初めにご理解いただきたいのは『職を失うことはもう他人事ではない』ということです
2023年5月に開催された世界経済フォーラムでは
2027年までに6900万件の雇用が創出されるが、8300万件の雇用が消失される
と予測されいます
雇用が生まれるよりも、減る方が多く、1400万件の雇用が無くなることになります
また日本企業の人員削減も進んでいます
下表のように数百から数万人規模で人員削減が行われています
企業 | 削減人数 | 削減理由 | 自動化詳細 |
---|---|---|---|
富士生命保険 | 340人 | AIによる保険金請求処理の自動化 | 約4万時間の業務時間を削減 |
日本生命保険 | 約1000人 | AIによる顧客対応システム導入 | 顧客対応の約8割を自動化 |
みずほフィナンシャルグループ | 約9000人 | AIによる事務処理の自動化 | データ入力や書類作成などを大幅に削減 |
楽天グループ | 約1万人 | AIによる業務効率化 | 経理業務や人事業務などを自動化 |
パナソニック | 約3万人 | AIやロボットによる生産ラインの自動化 | 単純作業の自動化 |
ホンダ | 約5000人 | AIやロボットによる生産ラインの自動化 | 製品検査や部品搬送などの作業を自動化 |
トヨタ自動車 | 約3600人 | AIやロボットによる生産ラインの自動化 | 溶接や塗装などの高度な作業も自動化 |
マクドナルド | 約7000人 | AIによる注文受付や調理の自動化 | レジ業務やオーダー処理などを自動化 |
アディダス | 約1万2000人 | AIやロボットによる倉庫作業の自動化 | 商品のピッキングや梱包などの作業を自動化 |
アマゾン | 約1万8000人 | AIやロボットによる倉庫作業 | 倉庫作業だけでなく、配送ルートの最適化なども自動化 |
仕事を失わないため、大切な自分の未来や家族を守るためには今、行動を起こすべきです
古いスキルに固執しないで、新しいデジタルスキルを身につける『リスキリング』をぜひ進めましょう!
周りの人も何もしていないし〜と楽観的に考えていたら危険です
この記事を見た方は先を読んで行動するようにしましょう
代替されやすい仕事の3つの特徴
代替されやすい仕事とはどのようなものでしょうか?
私が考える3つの特徴は以下です
①頭を使わない仕事
頭を使わないというのにもいろいろありますが、
- 単純(ルーチン)作業
- 創造的でないこと
- 高度な意思決定がいらない
- 複雑な予測がいらない
具体的にはこのようなことです
特に繰り返すような単純作業はAIやロボットに真っ先に代替される対象です
AIは過去のデータをもとに予測しますが、複雑な現状から未来のシナリオを描き、リスクを恐れず行動できる人が今後は必要となってきます
②人が苦手な仕事
続いては人が苦手な仕事です
苦手というのは、
- 大量のデータを処理する
- 過度なストレス
- 力や体力を必要とする
- ミスが許されない
- 高い精度を要求される
- 危険である
というようなことです
AIやロボットは体力に限界は有りませんし、24時間365日働き続けてくれます
危険、高ストレス、大量などの仕事も文句も言わずこなしてくれます
苦手な仕事を肩代わりしてくれるので、社会全体としてみたら良い話ですが、今までそれを職業としてやってきた人からすると、職が失われる可能性があるということです
③人と接触しない仕事
人と関わる仕事というのは、やはりまだ人でしかできない分野です
- カウンセリング
- コーチ
- コンサル
- マネジメント
- リーダーシップ
- 教師
- アカウント営業
- ネゴシエーター
など、対人関係でパフォーマンスを引き出すようなことは、生身の人間が不可欠です
逆に、人と接触しないで完結するような仕事は代替されやすいと言えます
それでは次のセクションからは各分野ごとに代替されやすい仕事を見ていきたいと思います!
事務系
代替される理由
1. 自動化技術の進歩
AIやRPAなどの自動化技術により、従来は人間が行っていた多くの事務作業を自動化できるようになりました
例えば、
- データ入力
- 書類作成
- 経理処理
- 顧客対応
- スケジュール管理
など、多くのタスクが自動化できます
2. コスト削減
単純作業や定型的な作業を自動化することで、大幅なコスト削減効果が期待できます
ルーチン作業は自動化の得意とするところなので、真っ先に人件費を削減の対象になるでしょう
3. 人的ミスの減少
RPAなどのプログラミングによる作業は、人間のようにポカミスをしません
決められた作業を決められた命令通りに行います
ミスが許されない作業でも、ストレスを感じず、24時間行えます
代替される職業
- 一般事務員
- 秘書
- 受付
- データ入力オペレーター
- 総務
- 経理
- 人事
- 資料作成者
- 書類管理者
- 在庫管理者
運送系
代替される理由
1. 効率化とコスト削減
自動運転やドローンなどのテクノロジーは、24時間稼働できるため効率的な運送が実現可能です
特に長距離配送や夜間配送において大きなメリットとなり、人件費を大幅に削減できます
2. 安全性の向上
自動運転やドローンは、人間による運転ミスや疲労による事故を防ぐことができます
また、ドローンは人里離れた場所や災害現場など、人が立ち入ることが困難な場所への配送にも活用できます
3. 労働力不足の解消
近年、トラックドライバーなど運送系の職業は人手不足が深刻化しています
自動運転やドローンは、この問題を解決する手段の一つとして期待されています
代替される職業
- トラックの運転手
- バスの運転手
- タクシーの運転手
- フォークリフト運転者
- 電車の運転手
- 配送員
販売・サービス系
代替される理由
1. 定型業務の自動化
AIやロボットは、プログラムに基づいて定型業務を自動化することが得意です
例えば、
- レジ打ち
- 商品陳列
- 電話対応
- 顧客情報
の管理などが自動化できます
2. 効率化とコスト削減
定型業務の自動化により、人件費を削減できます
AIやロボットは、人間と異なり休憩や睡眠を必要としないため、24時間365日対応可能です
3. 顧客満足度の向上
顧客の一人ひとりのニーズに合わせた対応をすることもAIの得意とするところです
例えば、顧客の過去の購入履歴に基づいて商品をオススメしたり、質問に自動で回答したりすることができます
代替される職業
- スーパーのレジ係
- コンビニ店員
- 商品陳列員
- ファーストフード店員
- コールセンターオペレーター
- コンシェルジュ
- ウェイター/ウェイトレス
- ホテルのフロントスタッフ
- 清掃員
製造系
代替される理由
1. 自動化技術の進歩
ロボットやAIなどの自動化技術が進歩し、従来は人間が行っていた作業を機械が行えるようになりました
ロボットによる単純作業や危険な作業の自動化、画像認識による検査自動化などが進んでいます
2. 人口減少と高齢化
日本は人口減少と高齢化が進んでおり、製造業における労働力不足が深刻化しています
高度なロボット技術により、人手不足を補うことが期待されています
3. コスト削減
自動化によって人件費を削減することができ、製造コストを抑えることができます
企業からすると大きなメリットですが、職を失う人が出てきてしまいます
代替される職業
- 工場労働者
- 倉庫作業員
- 組立ライン作業員
- 機械オペレーター
- 建設作業員
- 包装作業員
- 検査員
- 溶接工
- 機械整備士
- 品質管理担当者
金融系
1. データ分析と自動化の進歩
人工知能(AI)や機械学習などの技術の発展により、膨大な量の金融データを分析が可能となりました
従来は人間が行っていたデータ分析や事務処理業務の自動化が進んでいます
2. フィンテックの台頭
フィンテック(FinTech)と呼ばれる金融技術の革新により、従来の金融機関のサービスを代替する新たなサービスが続々と登場しています
例えば、
- オンライン証券
- ネットバンキング
- 仮想通貨取引所
などが、銀行や証券会社などの業務を代替しつつあります
代替される職業
- 銀行員
- 住宅ローン審査人
- ファイナンシャルアドバイザー
- 金融アナリスト
- 会計士
- トレーダー
営業系
代替される理由
1. 定型業務の自動化
顧客情報の管理、提案資料の作成、顧客への連絡など、営業の多くの業務は定型化されています
営業アシスタントが行うような業務は、MA、SFA、CRMツールやRPAなどの技術を用いて自動化することが可能です
2. 営業スタイルの変化
インターネットの普及により、飛び込み営業やテレアポ営業のような労働集約型の営業スタイルは減少しつつあります
Webマーケティング、コンテンツマーケティングなどの、Web上で24時間365日働き続ける営業マンを作成する方が、効率が断然良いです
3. 顧客分析の効率化
ビッグデータ分析により、顧客のニーズをより詳細に把握することが可能になります
勘や経験に頼るのではなく、AI予測から顧客に最適な提案を行うことが可能になり、営業の効率化に繋がります
代替される職業
- 営業アシスタント
- 訪問営業
- テレアポ営業
- インサイドセールス
- カスタマーサポート
- 市場調査アナリスト
IT & Web系
代替される理由
1. プログラミングの自動化
プログラミングは高度なスキルが必要でしたが、最近では生成系AIによって高速でコーディングすることもできます
まだまだそのまま使えるレベルでは有りませんが、人間が行う仕事の大部分を省略することができます
今後はエンジニア職でさえも自動化によって代替される可能性があります
2. データ分析の効率化
AIは膨大なデータを分析し、人間では見つけにくいパターンや傾向を見つけ出すことができます
データ分析に多くの時間を費やすエンジニア職は、AIによって効率化され、必要となる人材数が減少する可能性があります
3. ライティングの自動化
ChatGPTのような生成系AIは、コンテンツライティングやコピーライティングにとても有用です
ハレーション(AIのつく嘘)もまだありますが、コンテンツの下書き程度であれば十分可能です
代替される職業
- プログラマー
- データアナリスト
- ソフトウェア開発者
- システムエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- コンテンツライター
- コピーライター
クリエイティブ系
代替される理由
1. 生成系AIによる速度と効率の向上
生成系AIは、自然言語で命令するだけで、テキスト、画像、音声、映像などを、人間よりも圧倒的に速く生成することができます
人間が何時間もかけて行う作業の短縮が可能です
2. コストの削減
生成系AIを活用することで、外注費や人件費などのコストを削減することができます
例えば画像生成AIにイラストやロゴを作成してもらえば、毎月のサブスク料金で済みます
3. 新しい表現の可能性
生成系AIは、時に人間にはできない新しい表現を可能にします
人間では思いつかないアイデア、組み合わせによって、人間の作品を凌駕することもあります
代替される職業
- デザイナー
- 映像クリエイター
- イラストレーター
- 写真家
- 作曲家
その他
代替される職業
- 審判
- 農業従事者
- 翻訳者
- 図書館員
- 警備員
- アナウンサー
最後に
今回は『今後10年でなくなる仕事66選』ということで紹介させていただきました
ぜひともみなさんも危機感を持ってリスキリングに取り組みましょう!
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