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データ分析のリスキリングで目指すキャリアアップ!BIツールとは?

データ分析のリスキリングで目指すキャリアアップ!BIツールとは?

データ分析ってちょっとかっこいいイメージがあって、できたらいいなぁ~と思っていても、

  • Python(パイソン)のようなプログラミングができないとダメなんでしょ?
  • 専門的な知識がないから自分にはできない

と思っていませんか?

実は、難しい専門知識がない一般的な会社員の方でも比較的簡単にスキルを身に着けられる『BIツールというものがあります

BIツールは、プログラミングや統計分析などの知識も不要で、簡単なPC操作でデータ分析をサポートしてくれるツールです

初心者の方や、これから新しいスキルを身に着けたい中堅以上の社員の方にもおすすめのスキルとなっています

テクノロジーの発展に伴い、企業が扱うデータ量は年々増加しています

それに伴いデータ分析の需要も増えていますし、先行きの見えない現代にはデータに基づく意思決定が不可欠となっています

今回は、『BIツール』に興味がある方、始めてみたい方にむけてBIツールにについて詳しく解説していきます

リスキリングでデータ分析スキルを身に着けたい方はぜひともご覧ください

執筆者情報

ときすけ

  • 30代会社員 & 副業ブロガー & 二児の父
  • 工場勤務からリスキリングした経験有り
  • ゼロからリスキリングを学べる情報を発信
  • Microsoft365系アプリ、生成系AIが得意
  • 社内のDX人材育成に従事
もくじ

BIツールとは?

BIツールとは、

Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)の略で、企業が蓄積している様々なデータを収集・加工・分析・可視化し、経営や業務に役立てるツール

のことです

従来はデータ分析の専門家しか扱えないような高度なツールでしたが、近年は使いやすいインターフェースや豊富なテンプレートなどを備え誰でも簡単に扱えるようになっています

データをグラフ化すること自体はExcelでもできますが、BIツールを用いればもっと高度な分析を効率よく実現することができます

BIツールで作る『ダッシュボード』とは?

BIツールでは作成したグラフを『ダッシュボード』としてまとめます

ダッシュボードとは、

複数のグラフや表をひとつの画面にまとめて表示し、ビジネスの状況を可視化する機能のこと

です

経営状況、販売状況、顧客動向など、さまざまなデータを一目でわかるように可視化し、意思決定に役立てます

ダッシュボードのイメージは以下のようになります

引用:Tableau ダッシュボードショーケース|Tableau

ダッシュボード上のグラフはデータと連動しており、グラフ上の項目をクリックすると、見たいカテゴリにフォーカスしたり、ドリルダウンでデータの詳細を確認したりすることができます

またデータが更新されれば自動的にダッシュボードに反映されるため、Excelのグラフのようにその都度グラフを作り直す必要がありません

以下のTableauの公式サイトで実際にダッシュボードのデモを体験できます

興味がある人はぜひ触ってみてください

BIツールは初心者にもおすすめ

BIツールの多くは「ローコード/ノーコードツール」ですので、プログラミングのような難しいソースコードを書かなくても直感的に操作が可能です

ドラッグ&ドロップの操作で簡単に分析でき、データ分析や統計学の知識がなくても始めることができます

また、データ分析の基礎的な知識も習得することができますので、データリテラシーを高めたい、データサイエンティストを目指したい人の入門にも役に立つでしょう

BIツールを扱えるようになることで、意思決定する立場の方と近くなりキャリアアップにつながる可能性も十分にあります

今後はデータを扱える人材はますます重宝されますので、BIツールを学習することはおすすめです!

BIツールが必要な背景

データ量の増加

近年、企業がデータを収集・蓄積する範囲が広がり、データ量が爆発的に増加しています

例えば以下のようなものです

  • 顧客データ (属性、行動、位置情報、デバイス情報、音声データ)
  • 取引先データ (企業情報、取引情報)
  • 社内データ (従業員データ、財務データ、生産データ、マーケティングデータ)

このようなビッグデータ時代において、人手だけでは効率的なデータ分析が困難になってきました

BIツールを活用することで、大量のデータから迅速に有用な情報を抽出し、意思決定を支援することができます

データソースの多様化

企業が扱うデータは、社内システムに加えて、SNSやセンサーデータ、オープンデータなど、様々なソースから収集されるようになりました

これらを手作業で統合して分析するのは現実的ではありません

BIツールは、このような異種・異形式のデータを統合して一元的に分析できる機能を備えています

データドリブンが求められる

データドリブンとは、

データに基づいて意思決定を行う経営手法

です

従来の経験や勘に頼った経営ではなく、データ分析に基づいて客観的な判断を下すことで、より効率的で効果的な経営を実現することができます

現在はビジネス環境が激しく変化し、予測困難な時代ですので、過去のデータに基づく分析から将来を予測するデータドリブン経営が求められます

BIツールを使用すれば、データを視覚化したダッシュボードなどで経営層に状況を簡潔に伝え、迅速な意思決定を支援できます

BIツールのメリット

1. 大量のデータを扱える

Excelだと多くて100万行のデータしか扱えませんので、大量のデータを分析することはできません

またExcelではデータ量が増えると、演算に時間がかかり、フリーズすることもしばしばあります

しかし、BIツールは億単位の行数のデータを扱えます!

社内で蓄積されている大量のデータを分析するにはBIツールが必須です

2. リアルタイム更新

BIツールはデータベースと連携してリアルタイムでダッシュボードを更新できます

従来の手作業のデータ分析ではデータが更新されるたびに、データの収集、加工、分析をやり直さなければならず、多くの時間と手間がかかっていました

しかし、BIツールを使って一度連携してしまえば、データの収集、加工、分析を自動化することができます

売上や在庫など業務や経営に関するデータがリアルタイムで更新されるため、人間は見たい時に可視化されたグラフやチャートを見るだけでよくなります

これによって、業務効率化が実現でき、意思決定などの付加価値の高い仕事にリソースを割けるようになります

3. リアルタイム共有

多くのBIツールはダッシュボードをクラウド上で共有できます

  • 営業成績
  • マーケティング分析
  • 生産設備の稼働状況

などを社内のチームサイトなどで共有すれば、何か変化が有った場合でも迅速に意思決定をすることができます

それはすなわち顧客満足度の向上や早期問題解決につながります

4. 異なるデータソースを統合

BIツールを使用すれば異なるデータソースでも統合することができます

複数のデータソースからデータを抽出し、変換し、1つのデータソースに統合することをETL(Extract/Transform/Load)と呼びますが、BIツールによってはETLの機能が備わっています

BIでできること

BIツールを使用することでデータを分かりやすくビジュアル化できます

具体的な業務シチュエーションの例をまとめましたので、自分が携わる業務と関連するものがないか確認してみてください

もちろん、これ以外でもデータが存在するのであれば幅広く活用できます

業務シチュエーションBIツールでできること
経営分析売上高、利益率、顧客数など、主要な指標をダッシュボードで可視化
営業分析顧客属性、購買履歴、行動データなどを分析し、顧客セグメントやターゲティングを実施
マーケティング分析キャンペーンのアクセス数、コンバージョン率などを分析し、効果の高い施策を特定
財務分析資金繰り表、損益計算書、貸借対照表などを分析し、財務状況を可視化
人事分析従業員属性、離職理由、パフォーマンスデータなどを分析し、人事施策に役立てる
生産管理生産量、歩留率、設備稼働率などを分析し、生産プロセスの課題を特定
販売管理商品別売上、顧客別売上、地域別売上などを分析し、売上の傾向を把握

代表的なBIツール

BIツールは様々なものがありますが、代表的なツールを以下にまとめてみました

スクロールできます
ツール名特徴無料プラン有料プラン
Power BIMicrosoft提供のBIツール
豊富なテンプレートと使いやすいインターフェースが特徴
月額1,250円~
Tableau
(タブロー)
データ可視化に特化したBIツール
高度な分析機能と美しいビジュアル表現が特徴
月額70ドル~
LookerGoogle Cloud Platform上で動作するBIツール
柔軟なデータ接続と高度な分析機能が特徴
お問い合わせ
Qlik Senseアソシエイティブエンジンによる直感的な操作が特徴
データの関連性を容易に発見できる
月額30ドル~
MicroStrategyエンタープライズ規模のデータ分析に特化したBIツール
高いセキュリティとスケーラビリティが特徴
お問い合わせ
Yellowfinモバイルアプリにも対応したBIツール
場所を選ばずにデータ分析が行える
月額35ドル~

Tableau(タブロー)』は世界中で広く使われており、資格も取得することができます
Power BI』はExcelとの相性バッチリです!

おわりに

今回はBIツールについて詳しく解説しました

データ分析に興味のある方はぜひともBIツールでリスキリングにチャレンジしてみてください!

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