「リスキリングをしてデジタル分野の仕事につきたい」と思っても
- ツテもないしどうして良いかわからない
- どうやって自分のスキルをアピールしたら良いだろう?
- チャンスを掴むためにはどうしたらよい⁉
というようなお悩みを抱く方も多いと思います
自分でキャリアを築くことはあまり経験のない方にとっては意外と難しいものです
ましてやリスキリングは未経験のデジタル分野にキャリアチェンジすることが一般的ですので、なおさら難易度は上がります
私もどのように自分のキャリアを変えていけばよいのか悩んでいる時期もありました
私は15年ほどデジタルとは無縁の仕事をしていましたが、いろいろと行動をした結果チャンスを手に入れ、今はデジタルに関わる職種につくことができました!
この記事では私がキャリアチェンジする過程で得た、知識やノウハウを『リスキリングで新キャリアを築くための4STEP』として共有したいと思います
この記事を読んでいただければあなたのリスキリング、キャリア形成の一助になるかと思いますのでぜひともご覧ください!
執筆者情報
ときすけ
- 30代会社員 & 副業ブロガー & 二児の父
- 工場勤務からリスキリングした経験有り
- ゼロからリスキリングを学べる情報を発信
- Microsoft365系アプリ、生成系AIが得意
- 社内のDX人材育成に従事
リスキリングの目的
リスキリングはスキルを身につけることを目的と捉えている方も多いですが、それは間違いです
リスキリングはスキルを身に着けるだけではなく、新たなキャリアにつくことまでが範囲です
具体的には、
- 今の会社でスキルを活用し新しい業務を行う
- スキルを活かし副業で新たな収入源を得る
- IT系の企業に転職する
このようなことを実現するまでがリスキリングです
ですので、スキルを身につけた後に、自分のキャリアを変えていく行動をしないと意味がありません
4つのステップ
リスキリングでキャリアを実現するための4つのステップについて紹介します
ステップの流れは以下のようになります
それでは詳しく見ていきましょう!
STEP1:スキルでつながる
自分が普段業務を行う職場内だけでアピールしても、上司や周りの人がそのスキルの活用方法や重要性を理解していなければ大きな変化はおきません
ですが、自分の職場以外でいろいろなつながりを持っていると、突然チャンスが舞い降りてくる可能性があります
例えば、
- 趣味でつながっている人たち
- 高校や大学の同級生
- 同期入社の人
- 前職から交流がある人
- 仲の良い飲み仲間
- 近隣に住む人たち
- SNSやインターネット上での知り合い
などのつながりです
このような会社の組織や仕事とは関係のない非公式なつながりのことを、
インフォーマルネットワーク
と呼びます
仕事以外で自分のスキルを認めてくれる存在がいれば、そのつながりから配置転換や転職などの話が出てくることもよくあります
普段からインフォーマルネットワークを築き、自分が持っているスキルや、今興味を持って学習していることなどを共有してみましょう
自分の仕事上の関係者で理解してくれる人がいなくても、インフォーマルネットワークの中には自分の能力を必要としてくれる人がかならずいるはずです
リスキリングはじめて早い段階でこのインフォーマルネットワークを作ることを意識しましょう
それがチャンスが舞い降りてくる仕掛けになっていきます
STEP2:スキルの可視化
どんなに素晴らしいスキルを持っていても、見えるようにしておかないと気づいてもらえません
せっかくスキルを身につけたのであれば、他の人が分かるように可視化しましょう
- 社内のタレントマネジメントシステム
- スキルマップ
- SNSなどのプロフィール欄
- 履歴書
など自分のスキルをアピールする場があれば積極的に書くのです
可視化するメリットは2つあります
メリット①:チャンスが広がる
自分のスキルを可視化することで、それに気づいた人が声をかけてくれるかもしれません
場合によっては相談されたり、仕事を依頼されたりします
そして、他人からの相談や依頼をこなしていくうちに実績もできて、そのスキルを持った人と認知されていきます
そのようになれば、きっと新たなキャリアにつながるきっかけになるはずです
可視化ができていなければ、このようなことま全く起こりません
少しのチャンスも逃さないつもりで、自分のスキルの可視化をしましょう
私も実際このようなアピールを続けてチャンスが広がりました!
メリット②:セルフイメージができる
可視化することで自分にとって良いセルフイメージが作れます
セルフイメージは、
自分自身に抱いているイメージ、自己認識、思い込みのこと
です
人は自分が持っているセルフイメージに近づいていくもので、
- 『できない人』とのセルフイメージを持てば、『できない人』に
- 『できる人』とのセルフイメージを持てば、『できる人』に
近づいていきます
可視化して自分のスキルが他の人に見られれば、「自分はこのスキルを持っている人」だとのセルフイメージが強くなります
そうすれば、今まで以上にスキルについて考える姿勢が変わり、行動も変わっていきます
行動が変われば、そのスキルを活かすチャンスも次第に広がっていくでしょう!
STEP3:スキルの発揮
スキルの可視化だけでは本当にスキルが使えるのかまだ疑問に思われるかもしれません
ですので自分の持っているスキルを積極的に発揮していきましょう
スキルの発揮の目的は『実績』と『自信』を作ることです
資格など明白な証明書があればよいですが、すぐには難しい場合も多いと思います
スキルを持っているだけでは何の証明にもなりませんので、実績を作ることが大切です
- スキルを自分の業務で発揮する
- スキルを活かして他部署を手伝う
- インターネット上でスキルをアウトプットする
- スキルで副業をする
覚えたてでまだ拙いスキルの頃は、ボランティアのように無償で行うのも一つの手です
この段階ではお金を稼ぐことよりもスキルを発揮して実績を積むことに価値があります
ですので、そういった役割を自ら買って出ることも考える必要があります
そうして『実績』を積み上げれば、それは『自信』になります
自分に『自信』つけば、次のステップにつながっていきます
STEP4:スキルの発信
スキルに自信がついてきたら、積極的に自分の能力や実績を発信しましょう
最終目標は新しいキャリアにつくことです
そのために認めてもらいたい相手に対して発信をします
発信する相手や場所、発信する手段は戦略によってケース・バイ・ケースですが、大きく2種類に分けられます
①狭い発信
1つめは狭い発信です
狭い発信はピンポイントにターゲットを決めてアピールします
発信する相手は以下のようなケースが考えられます
- 特定の部署の人
- 人事部門の人
- 行きたい会社に務めている知り合い
- 転職先の面接官
また発信の方法は
- 直接言葉で伝える
- メールやチャット
- 職務経歴書などの書類に書く
などが考えられます
自分のスキルや実績をアピールしつつ、「このポジション空いてない?」「人募集してない?」と普段からジャブを打っておくと、誰かが離職したり、組織変更したりするタイミングで思わぬ声がかかるかもしれません
②広い発信
次は広い発信です
広い発信は特定のターゲットは決めませんが、多くの人が目にする場所で発信します
発信する場所は以下のようなケースが考えられます
- 社内のコミュニケーションツール
- 成果発表の場
- SNS(X:旧Twitter, Facebook, linkedin, etc.)
また発信の方法は
- スキルに関するお役立ち情報やTipsを発信
- 実績を資料化して発表
などが考えられます
不特定多数の人に対して自分のスキルで解決できることや役立つ情報をコンテンツ化して発信するイメージです
その発信を見て興味を持った人、悩みが解決した人から何らかのオファーが来るかもしれません
時間はかかるかもしれませんが、今の時代は発信力や影響力をつけておいて損はありません
ちなみに私は社内でツールを使った業務改善の情報を発信したり、ツールの相談会のようなものを開いていいたら、ITプロジェクトのメンバーに声をかけられ、キャリアチェンジを果たしました!
アピールにおけるメンタルブロックの外し方
チャンスをつかむにはアピールすることが大切です
ですが、多くの人がここに大きな壁を感じていると思います
日本人には謙虚なことがほめられる文化があるので、自分のことを大げさに言うのが苦手です
また『出る杭は打たれる』、『同調圧力』、というのもあるので、はみ出てるものは攻撃対象になるんじゃないかと臆病になってしまいます
私も以前は「アピールが弱い」とよく上司に言われていました・・・
ですが今は割りと積極的にアピールできるように変わることができました
そんな私がアピールをするときに意識している2つのことについて共有します
①損得で考える
1つ目は『損得で考える』ということです
アピールすることの先にあるのは、リスキリングして新しいキャリアを築くことです
周りに合わせて今までと同じ人生を歩むことを望んでる訳では有りません
アピールすることで周りからどう思われるよりも、自分のステージが上がるほどのほうがよっぽど得です
最初は恥ずかしくて勇気がいるかも知れませんが、徐々に慣れますので目的を達成するための手段と割り切ってやっていきましょう!
②外国の人を見習う
2つ目は『外国の人を見習う』ということです
欧米の方は比較的自分に自信があり、少しでもできれば「できる!」と答えます
また私が赴任していた中国の人も「できる!」と自信を持って言う方が多いです
商談の場面で「できる」を信用すると、後で痛い目を見るということもあるのですが、その「できる」でチャンスを掴んでいくという姿勢は見習うべきものがあると思います
私はアピールする際は、外国人になったつもりで、少し大げさなくらいにアピールするように心がけています
最後に
今回は、『リスキリングで新キャリアを築くための4STEP』を紹介させていただきました
おさらいになりますが、以下の4STEPを意識して行動を始めてみましょう!
自分のスキルを信じて行動を続けていればいつしか必ずチャンスはやってきます
みなさんがリスキリングを達成できるように応援していますので、ぜひとも頑張っていきましょう!
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