学習するのに『目標』や『計画』って立てたほうが良いのでしょうか?上手な立てかたがわからない!
このようなお悩みに答えていきます!
- 『目標』と『計画』が重要な理由について理解できます
- 失敗しない『目標』と『計画』の立て方が身につきます
- 『リスキリング』の学習が継続できるようになります
『目標』や『計画』を適切に設定することは、自分のモチベーションアップにつながり、『リスキリング』を成功へと導きます
自分をコントロールする自信がない人は、『目標』と『計画』の立て方を身に着けましょう!
執筆者情報
ときすけ
- 30代会社員 & 副業ブロガー & 二児の父
- 工場勤務からリスキリングした経験有り
- ゼロからリスキリングを学べる情報を発信
- Microsoft365系アプリ、生成系AIが得意
- 社内のDX人材育成に従事
『目標』と『計画』が重要な理由
個人で『リスキリング』を進めている方は、誰に言われるわけでもなく、日々の学習を自分自身で行わなくてはなりません
一人だけの取り組みは、ついサボったり、モチベーションが下がったりすることもあるでしょう
わたしもつい誘惑に負けちゃいそうになります・・・
人間どうしても楽な方に流されてしまうので、何か決め事がないと継続することは誰にとっても難しいことです
そこで必要になるのが『目標』と『計画』です
- 『目標』を立てることで、いつまでにどこを目指すべきか、ゴールが明確になります
- 『計画』を立て、アクションアイテムに落とし込めば、毎日のやることが明確となります
『目標』と『計画』を立てることで、自己管理ができ、『リスキリング』の成功に近づくことができます
簡単に言うと”縛り”を設けて、自分自身をコントロールするということですね!
『目標』を決めるときの3つのポイント
『目標』を決める要素とは?
目標を決める要素は、『期限』と『レベル』です
- 期限
- レベル
『期限』と『レベル』は簡単にいうと、いつまでにどんな自分になることを目指すか?ということです
目標を構成する『期限』と『レベル』はただ決めればよいというわけではなくて、ポイントをおさえないと失敗する原因になりますので、これから紹介するポイントをしっかりとおさえるようにしましょう!
目標を決めるときのポイントは以下の3つです
- 期限を長くしすぎない
- 期限を具体的な日付で表す
- 頑張れば達成できるレベルにる
それぞれ詳しく見ていきましょう!
目標を決めるときのポイント1:期限を長くしすぎない
目標の期限が長すぎると、サボる言い訳を作ることになります
例えば、期限を3年後や5年後などの長期で設定してしまうと、先が長いので目標に対してあまり現実味を感じられません
そうなると、「まだ時間があるから今やらなくても大丈夫だろう」と日々の学習を先送りにしてしまいます
スキルや資格の習得をターゲットにした目標であれば、長くても半年以内にしたほうが無難です
もし、どうしても長くなりそうなときは、区切りの良いところで目標を分割するように考えるようにしましょう
だらけないように、自分が現実味を持って捉えられる期限に目標を設定することが大切です
目標を決めるときのポイント2:期限を具体的な日付で表す
目標の期限を具体的な日付で表すことで、目標に対する意識が変わります
例えば、目標の期限を「だいたい3ヶ月後までに達成しよう!」とすると、期限が危うくなった時に「もう一週間くらい伸ばしても・・・」と甘えが出てしまうこともあります
そうなるとあまり期限としての意味をなしませんので、具体的な日付で表すことで守るべき期限なんだという意識が芽生えます
受験生がカレンダーに受験当日の日に赤丸印をつけるようなイメージですね
また、日付だけでなく、曜日まで具体的にするとより目標に対するイメージが強くなるというテクニックもあります
目標を決めるときのポイント3:頑張れば達成できるレベルにる
目標のレベルは、頑張れば達成できるレベルにすることが大切です
目標のレベルが低い場合
目標のレベルが低い場合は、達成が簡単なので自己肯定感を生むという意味ではよいのですが、あまり成長することはできません
あくまでも学習による自己成長が目的であれば、適度にストレスがかる目標にしたほうが良いでしょう
習慣づくりやはじめてなのでスモールスタートが目的であれば簡単な目標にしてもよいです!
目標のレベルが高い場合
目標を高く持つこと自体は素晴らしいことなのですが、あまりに現在の自分とギャップが有りすぎる、実現が難しい目標だと結局続かなくなってしまいます
最初の数日間は頑張れるかもしれませんが、途中で息切れしてしまいます
次第にやっても成長しない自分に対し嫌気がさして、やる気が削がれてしまうでしょう
目標のレベルは、頑張ったら達成できるレベルにすることがベストです
『計画』を立てるときの3つのポイント
『目標』達成までの道のりを完走するためには、『計画』を立てることが大切です
『計画』を立てるポイントは以下の3つです
- 中間目標を立てる
- 毎日に何をするのか決める
- 計画はシンプルに
それぞれについて詳しく見ていきましょう
計画を立てるときのポイント1:中間目標を立てる
『目標』を達成するモチベーションを維持するために『中間目標』を立てましょう
期限を長すぎないように設定した『目標』でも、達成するまでの時間は長く感じるものです
毎日ただ学習しているだけでは、ペースが掴めない、達成感を感じない、ということがあるので、途中で不安になることもあります
目標の途中の状態では誰もほめてくれません
自分で中間目標を設けることで、達成感や成長を実感し、モチベーションを維持できるように工夫することが目標達成には必要なことです
中間目標はマイルストーンとも呼びます
中間目標の立て方
『中間目標』はチェックポイントを設けるようなイメージで立てていきます
例えば以下のような形です
- 〇〇ページまでやる
- 第〇章までやる
- 〇〇の課題を解く
中間目標は、定量的で達成したかどうかがコントロールしやすいほうが向いています
「〇〇について理解する」、というような中間目標だと、できたかどうかがわかりにくく、チェックポイントとしてあまり機能しません
また、中間目標も通常の目標と同様に『期限』を決めましょう
何もない道のりを進むよりも、チェックポイントをクリアしていく方が、ゲーム性が出てやる気も出ます!
計画を立てるときのポイント2:毎日に何をするのか決める
目標達成の一番重要なポイントは、毎日の行動に落とし込むことです
『目標』や『中間目標』を立てただけでは、「その日に何をすればよいのか?」ということまで意識されていないので、学習を後回しにしてしまうこともあるでしょう
目標は毎日の積み上げによって達成できるものです
「今日は〇〇をする」「明日は〇〇をする」「今週は〇〇までやる」というのを、日々考えながら行動できるようにならないと達成は難しくなります
毎日の学習に落とし込む方法
基本的な考え方としては『目標』や『中間目標』から逆算して、「1日にどれくらい、何をしないといけないか?」ということを考えていきます
例えば、『10時間で完了できる教材を、10日で終わらせることが目標であれば、1日1時間取り組む』、というような具合です
ただ余裕がまったくない計画では、急な予定や病気などでできなかったときにリカバリーができませんので、少し余裕は持ったほうがよいでしょう
毎日の学習は量ではなく時間で決める
毎日の学習は、量よりも時間で決めるのがおすすめです
「毎日教材を20ページ進める」など量で決めても良いのですが、日によっては30ページできる日もあれば、5ページしか進まない日もあるかもしれません
特に『リスキリング』は初めて学ぶことが多いので、理解できずにがわからずつまずくことはよくあります
そうなると、毎日やると決めたことが達成できずに、計画遅れるので、モチベーションの低下にもつながります
「毎日1時間学習する」というように、時間で決めてしまえば、決めた時間を取り組むだけですので、達成度合いを自分でコントロールできます
もちろん、時間で決めても壁にぶつかれば、計画は遅れてしまうことは同じです
ですので、中間目標で量的な部分を見ることで、全体の進捗が遅れているのかどうかが分かります
毎日の学習は時間、中間目標は量で決めるのがポイントです
私が試した結果では、毎日の学習は時間で決めたほうが習慣化につながりますし、積み上げた時間が自信にもなりますので、時間で決めるほうが良いと思います
習慣化については以下の記事で詳しく解説していますのであわせてご確認ください!
計画を立てるときのポイント3:計画はシンプルに
学習のための計画には、いわゆるガントチャートのような細かい計画は必要ありません
まず作るのが大変ですし、変更があったときのメンテナンスが面倒です
プロジェクトのように誰かと共有するわけでもないですし、 自分で把握できれば十分です
『リスキリング』における『計画』は、以下のことが最優先です
- 継続できること
- 毎日行動できること
どんなに壮大な計画を立てても、実際の行動を伴わなければ何の意味もありません
『計画』はシンプルで、自分にとって分かりやすいものを心がけましょう!
『目標』と『計画』の例
これまで説明してきた『目標』と『計画』のイメージがわかない方もいると思いますので、具体例を用いて説明していきたいと思います
以下のような例題に対して、学習の『目標』と『計画』を立てていきます
Aさんは『リスキリング』でRPA(PC操作の自動化)のスキルを身につけたいと思っている
以下の情報をもとに、学習の『目標』と『計画』を立ててみましょう
[情報]
- 学習に使用する教材は、基礎的な内容で、全300ページで6つのセクションで構成されている
- 教材のレベルは、現在のAさんの実力だと、頑張れば2ヶ月で完了できそう
- 学習は6月3日(月)からスタートする ※2024年のカレンダーで考えています
みなさんもどんな『目標』と『計画』を立ててみるか考えてみましょう
正解があるわけではないですが、以下に私が考えた回答例を載せますので、参考にしてみて下さい!
以下をクリックすると開いて見れるようになっています
RPAリスキリングの『目標』と『計画』の例 ※クリックして表示※
8月12日(月)までに教材をすべて完了し、RPAの基礎スキルを身につける
1日のタスク | 中間目標 | 完了予定 | チェック |
---|---|---|---|
毎日30分学習する ※日曜は休暇日またはリカバリーに使用 | Section 1(RPAとは?) | 6/10(月) | |
Section 2(基礎操作) | 6/19(水) | ||
Section 3(Excel自動化) | 7/1(月) | ||
Section 4(Web自動化) | 7/12(金) | ||
Section 5(分岐・繰り返し) | 7/24(水) | ||
Section 6(応用編) | 8/12(月) |
目標
まず学習目標については、8月12日(月)と曜日まで具体的に表すことで、期限の意識付けを行っています
期限は、スタートする6月3日(月)に単純に2ヶ月足すと8月3日(土)ですが、週1日の余裕を入れて8月12日(月)としています
計画
計画の毎日の学習時間を30分としていますが、これはある程度ざっくり決めています
300ページを2ヶ月(60日)でやろうとすると単純計算で1日5ページです
それに、15分で5ページをやって、あとは調べたり、実践したりする時間を加味して30分としました
中間目標
中間目標は、今回は教材の各セクションにしています
中間目標ごとに期限を設定し、進捗の管理と、モチベーション維持を行っています
実際に進めていく中でペースが合わないと思ったら、目標や計画を多少調整してもOKです
ただし、「もっと楽したい」などの後ろ向きな理由はNGです!
一番重要なのは毎日継続できることです!継続できれば必ずいつか目標は達成できます!
まとめ
今回はリスキリングにおける、『目標』と『計画』の立て方のコツについて紹介しました
『学習目標』と『学習計画』を適切に立てることは、『リスキリング』の成功へとつながります
ぜひ今回の内容を参考にしていただき、毎日の学習に励んでみてください!