自分を変えたい!でもなかなか現状維持から脱出することができません・・・
このようなお悩みを解決していきます!
- 成長するために必要な考え方について理解できます
- 現状維持を突破する方法が身につきます
- 『リスキリング』に待ち受ける困難から立ち直る方法が分かります
現状維持から脱出し、自分を成長させ続けるというのは、多くの人にとっては難しいことです
なぜなら、仕事以外のプライベートの時間で、娯楽やラクしたい誘惑に負けずに、自分をコントロールして成長するための行動に向わせなくてはならないからです
現状維持したい気持ちは、人間の本能から来る部分が大きいので、しっかりと対処法をマスターしないと現状を変えることは困難です
そこでこの記事では私の経験も踏まえ、これから『リスキリング』を始める方に向けて、『成長し続けるためのマインド変革の秘訣』について解説します
リスキリングに限らず、一生使える考え方です!
執筆者情報
ときすけ
- 30代会社員 & 副業ブロガー & 二児の父
- 工場勤務からリスキリングした経験有り
- ゼロからリスキリングを学べる情報を発信
- Microsoft365系アプリ、生成系AIが得意
- 社内のDX人材育成に従事
成長に関する『3つのゾーン』
成長できる人と現状維持にとどまってしまう人の違いは何でしょうか?
自分をどんな環境に置くかが違います。これを理解するために『3つのゾーン』について理解していきましょう
この3つのゾーンは、下図のように分けられることができます
それでは、それぞれのゾーンについて詳しく見ていきましょう!
成長に関する3つのゾーン1:コンフォートゾーン
居心地が良く、安心に感じる行動エリアを『コンフォートゾーン』と呼びます
『コンフォートゾーン』の行動は以下のようなものです
- 今持っているスキルや知識でできる業務
- 毎日同じ時間に出勤する
- 住み慣れた我が家に帰る
『コンフォートゾーン』は、ストレスがなく快適な行動パターンですが、現状を維持しているだけなので成長はできません
成長に関する3つのゾーン2:ストレッチゾーン(ラーニングゾーン)
『コンフォートゾーン』から一歩抜け出した状態を『ストレッチゾーン(ラーニングゾーン)』と呼びます
『ストレッチゾーン』の行動は以下のようなものがあります
- 今までのスキルや知識が通用しない新しい仕事に取り組む
- 大勢の人の前でプレゼンする
- 馴染みのない土地に引っ越す
『ストレッチゾーン』は、適度にストレスがかかった行動エリアです
『ストレッチゾーン』は、慣れないことをするのでプレッシャーを感じ、普段より頭を使うのと引き換えに、自分を成長させてくれる領域です
成長に関する3つのゾーン3:パニックゾーン
『ストレッチゾーン』のさらに外側の領域を『パニックゾーン』と呼びます
『パニックゾーン』は以下のような状況が考えられます
- 怪我で仕事が続けられなくなる
- 言葉も文化も違う海外に転勤を命じられる
- 会社が倒産する
『パニックゾーン』は、パニックになりどのように行動すればよいかわからなくなる状態です
『パニックゾーン』はストレスが高すぎて、成長するどころではありません
『ストレッチゾーン』にいることが成長のカギ
成長するためには適度なストレスがある『ストレッチゾーン』に身を置く必要があります
『コンフォートゾーン』はストレスはないですが、自分の普段の行動の範囲内でしかないので成長することはできません
『パニックゾーン』はストレスが高すぎて、成長どころではなく、どうしてよいかわからなくなってしまいます
『ストレッチゾーン』にいると、プレッシャーがかかっているので、普段よりも高いパフォーマンスを発揮でき、作業効率が上がります
『火事場の馬鹿力』と同じ原理で、追い込まれた状態では普段以上の実力を発揮できるものです
『ストレッチゾーン』による追い込まれた状態を維持することで、普段以上に頭を使うので必然と成長することができます
成長の邪魔をする『現状維持バイアス』
『ストレッチゾーン』にいることが成長につながることは、分かっていただけたと思いますが、多くの人にとって、『ストレッチゾーン』に居続けることは困難なことです
その理由は『現状維持バイアス』が働くからです
現状維持バイアスとは、『未知のものや変化を受け入れず、現状維持を望む心理作用 』のことです
『現状維持バイアス』は、もともと人間が持っている生存本能です
私たち人間が今まで生き残ってこれたのは、過去に成功したやり方をずっとやり続けてきたからです
変化をするということは生存確率を下げることに直結します
ですので、人間に『現状維持バイアス』が備わっていることは、ある意味当然のことなのです
『現状維持バイアス』の例は以下のようなことがあげられます
- 早起きして学習すると決めたのに、布団から出れない
- ダイエットすると決めたのに、脂っこいものを食べてしまう
- 新しいことに挑戦したいのに、なかなか行動できない
- 会社に不満があるのに、転職活動を始めない
『現状維持バイアス』は誰にでも思い当たることがあると思います
いつもと同じ行動を取ってラクしてしまうのは、意思が弱いのではなく、『現状維持バイアス』という生存本能が働いているからです
『現状維持バイアス』は必要な本能なのですが、自分を成長させるためには強大な敵として立ちはだかります
『現状維持バイアス』を突破する8つの方法
私にも『現状維持バイアス』を突破するなんてできるのでしょうか?
だいじょうぶです!これから話すことを意識すれば、きっと誰でもできるようになるはずです!
ここでは『現状維持バイアス』を突破するための8つの方法について紹介します
- 『現状維持バイアス』を認識する
- 成長は約束されていると理解する
- 現状維持は失敗と捉える
『現状維持バイアス』を突破する方法1:『現状維持バイアス』を認識する
まず大切なのは、自分に働いている『現状維持バイアス』に気付くことです
『現状維持バイアス』はある本能ですから、誰にでもあるものです
行動できないのは、意思が弱いからでも、だらしないからでもなく『現状維持バイアス』が働いているからです
客観的に『現状維持バイアス』に気付くことで、「ではどのように対応しようか?」と冷静に頭を切り替えることができます
普段の生活の中で、決まった行動パターンを取ってしまったり、ラクな方に流されてしまったりする場合は、『現状維持バイアス』が働いていると認識しましょう
『現状維持バイアス』を退治するために、まず認識することで戦えるフィールドまで引きずり下ろしましょう!
いわれてみると、無意識に現状維持してしまってることってたくさんありますね
『現状維持バイアス』を突破する方法2:成長は約束されていると理解する
『現状維持バイアス』が働く時は、失敗したくないという思いが強いため、メンタルブロックがかかっている状態です
『ストレッチゾーン』に身を置くことは大変なことですから、成功するかもわからないのに、わざわざ辛い思いをするというリスクを恐れてしまうのです
メンタルブロックを外すためには、『ストレッチゾーン』に入ることのメリットを理解する必要があります
『ストレッチゾーン』に入ることで必ず約束されていることがあります
それは、成長するということです
『ストレッチゾーン』に身を置くということは、自分の居心地の良いエリアから一歩飛び出して、ストレスを感じるエリアにいるということです
適度な緊張感や刺激があり、普段使わない頭を回転させますので、自分が成長していきます
また、例え自分の思うような結果にならなかったとしても、必ず次の行動につながる、何らかの学びや教訓が得られます
『ストレッチゾーン』にいると、成長に対してはマイナスになることはなく、必ずプラスになります
『ストレッチゾーン』にいることは『成功』は約束されていませんが、『成長』は約束されているということです
そして、成長を積み重ねれば、いずれは成功につながっていくはずです
『ストレッチゾーン』にいることは、必ず成長でき、成功するために必要なプロセスであることを理解し、失敗したくないというメンタルブロックを外していきましょう!
『現状維持バイアス』を突破する方法3:現状維持は失敗と捉える
行動した結果、うまく「行かなかったことを失敗だと捉える人が多いですが、それは違います
『ストレッチゾーン』にいれば、うまく行かなかなくても成長は確実にしているので、長い目で見たら成功には近づいています
逆に失敗が何かと言うと、行動しないこと、つまり現状維持をすることです
現状を維持するということは、何も変わらないので永遠に成功することは有りません
今までと変わらない毎日が今後も続くだけです
今、私たちの生活やビジネス環境は大きく変化しており、会社が雇用を維持できる保証はどこにもありません
『コンフォートゾーン』を抜け出せないのであれば、待っている未来は悲惨な現実かもしれません
そうならないためにも、現状維持は失敗であると捉え、現状維持バイアスを突破するために行動を始める必要があります
『現状維持バイアス』を突破する方法4:メリットを冷静に理解する
『コンフォートゾーン』にいて現状維持したほうが得か?
『ストレッチゾーン』に飛びだして現状維持バイアスを突破した方が得か?
これらを客観的に比較してみることで、『現状維持バイアス』を突破するための行動力につながります
『現状維持バイアス』は本能なので感情的に解決しようとしても、本能が勝ってしまうこともあります
そういうときは、行動するメリットとデメリットをロボットのように淡々と比較して、自分に言い聞かせることが効果的です
以下のようなことは、『現状維持』した場合と、しない場合でどう変わるでしょうか?
- スキル
- キャリア
- 働く場所
- 自由な時間
- 収入
- 幸福度
ほとんどの人は、現状維持バイアスから抜け出した人生のほうが、自分の理想に近い人生を送れると考えるでしょう
また、今の時代は現状を維持することでさえ難しくなっており、失業や収入減などマイナスになる可能性もあります
このような事実を冷静に理解し、一度きりの人生をどう送りたいのか?について本気で考えることができれば、現状維持バイアスを倒すことができるかもしれません
『現状維持バイアス』を突破する方法5:『現状維持バイアス』はいきなり突破しない
『現状維持バイアス』は変化に対する防衛本能ですので、変化が大きいほど強く働きます
いきなり大きく変化しようと思うと体がついていかず、また『コンフォートゾーン』に戻ってきてしまいます
ですので、最初は変化を小さく、徐々に大きくしていくことが大切です
全く運動していない人が、明日から腕立て伏せを50回するのは無理なので、初日は5回、次の日は6回、7回・・・と増やしていくのと同じです
最初は5分でも、10分でもよいので、自分を成長させる時間を作ってみましょう
最初は量ではなく、やることが大切です!少なくてもゼロがイチになるのはすごいことです!
『現状維持バイアス』は一気に突破しようとせず、少しずつ慣らしていきましょう
『現状維持バイアス』を突破する方法6:『ストレッチゾーン』を『コンフォートゾーン』にする
現状維持バイアスを超えて、『ストレッチゾーン』に居続けるられるようになると、次第にその状態に慣れていきます
これは自転車や車の運転を想像するとわかりやすいです
- 手足の動かし方
- 次にする行動
- 変化する周りの状況
など、最初は様々なことを頭で考え、ストレスを感じながら運転していたはずです
ですが、一度できるようになれば、「あっちに行こう」と思うだけで、特に何も考えなくても体が自然に動くようになります
最初はストレスを感じていた『ストレッチゾーン』も、次第に慣れて居心地が良く変化します
つまり、自分の『コンフォートゾーン』が広がり、今まで『ストレッチゾーン』だった領域が『コンフォートゾーン』に変わったとも言えます
『コンフォートゾーン』を広げるまでには継続することが必要です
習慣化するまでにはある程度期間が必要ですが、一般的には習慣化するまでには『3週間から2ヶ月』ほど必要といわれています
習慣化については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください!
『現状維持バイアス』を突破する方法7:『ストレッチゾーン』にることを楽しむ
次々に新たなことに挑戦し、成長し続けている人の特徴は『ストレッチゾーン』にいることを楽しんでいるという点です
『ストレッチゾーン』に身を置きつづけると、以下のような自分に対して成功体験を覚え、自信がわいてきます
- 成長している自分
- 壁を乗り越えられる自分
- 継続できる自分
そして、『ストレッチゾーン』にいることを前向きに楽しめるようになります
普通の人から見ると、あんなに負荷をかけて辛そうだな、頑張っているな、と思われるような状況も平然とこなせるのです
このような状態を経験することができれば、あなたは一生成長し続けられるでしょう!
『現状維持バイアス』を突破する方法8:理想の未来を想像する
現状維持から抜け出せない人の多くは、目の前の辛い作業ばかりに目が向いてしまっています
娯楽の時間や睡眠時間を削って、自分の体にムチを打つ行為を想像すると、耐え難くなってしまうのです
そういうときは、目指している未来の自分の姿を想像することが大切です
- どんなスキルを身に着け
- どんなキャリア歩んで
- いくら稼いで
- どんな人と一緒にいて
- どんな生活を送って
というのを、一枚の絵のようになるべく具体的にイメージできるようにするのです
この絵を方位磁針のように心に抱き続けることで、目の前の辛い作業を乗り越える原動力がわいてきます
自分の理想の未来に向けて、現状維持を突破していきましょう!
理想の未来に向けてがんばりましょう!
回復する力『レジリエンス』を獲得する
『レジリエンス』とは、『回復力のことで、困難をしなやかに乗り越え立ち直る力』のことです
『リスキリング』を続けていくと、どうしても辛くてやめたくなるときもあります
人間であれば当然ポジティブに物事を考えられるときも、ネガティブになって自暴自棄になるときもあるでしょう
浮き沈みがある事自体は仕方ないことですが、大切なのは沈んでもまた戻ってこれる力、『レジリエンス』があることです
ここではレジリエンスを獲得するための3つの思考法について紹介します
- 知らないことは恥ずかしくない
- 覚えられなくても当たり前
- 意識高い系は望むところ
レジリエンスを獲得するための思考法1:知らないことは恥ずかしくない
『リスキリング』を進めていくと、数々の知らない言葉や知らない常識に出会います
今まで全く経験したことのない、デジタルなどの領域に足を踏み入れるのですから当然のことです
その時に、「自分はこんな基本的なことも知らないのか」と絶望する必要はありません
今の時代においては、知らないことは恥ずかしくないのです
今は職業やスキル、テクノロジーなど、あらゆるものが多種多様になって、複雑化しています
それらをすべて覚えるなんて不可能に近いことです
学ぶ機会が多い人、少ない人、ペースは人それぞれであって、知らないことはあって当然です
たまに「こんな事も知らないの?」とあおってくる人を見かけますが、その人は狭い世界でしかものごとを考えられないかわいそうな人なので無視してOKです
知らないなら知らないで堂々と伝えて、教えてもらった方自分の成長に繋がります
知らないことで自分を責めないで、前向きに学習していきましょう
レジリエンスを獲得するための思考法2:覚えられなくても当たり前
『リスキリング』を始めたときに必ず直面するのが、覚えられないという壁です
私も『リスキリング』を始めてから、新しいことが全く頭に入らないということがよくありました
カタカナ言葉のオンパレードで、何を言っているのかさっぱりで、外国語を聞いているような感覚です
- 自分はなんて物覚えが悪いんだ
- 自分はダメなんじゃないか?
と悲観する必要は全くありません
多くの日本人は社会に出てから、学習をしなくなるのでそもそも学習に慣れていませんし、学生時代のような記憶力もありませんので当然です
覚えるコツは接触回数を増やすことです
繰り返し何度も触れることによって、ぼやけていた輪郭がしだいにはっきり見え始め、線でつながるようになっていきます
時間はかかっても良いので、一度何か新しいことを覚えるという経験をしてみましょう
その経験が得られれば、次からは同じプロセスを踏めば身につけられることがわかります
覚えられないのは当たり前と理解して、一歩ずつ前向きに取り組んでいきましょう!
レジリエンスを獲得するための思考法3:意識高い系は望むところ
『リスキリング』を頑張っていると、『意識高い系』だと言う風に揶揄されることもあります
現状維持バイアスを乗り切り、『ストレッチゾーン』に居続けている自分に対してそんな言葉を言われたら少し悲しい気持ちになるかもしれません
心無い言葉を言う人は、「何か意識高い行動してるみたいだけど、結果も出てないし意味ないじゃん」とでも思っているのでしょう
- 出る杭は打たれる
- 同調圧力
という日本特有の文化が、頑張っている人に対するこのような言葉となるのは非常に残念です
ですが、このような言葉に聞き耳を立てる必要も、悲しむ必要もありません
私に言わせれば、「勝手に言わせておけ」という感じです
なぜなら、このような現状維持しかできない人と、あなたのような現状維持バイアスを超えられる人では雲泥の差があるからです
今は結果が出なくても、数年後には絶対に大きな差が生まれるはずです
「逆に圧倒的差をつけて見下してやる!」くらいの気持ちを持ちましょう
意識高い系は望むところです!
まとめ
今回は『成長し続けるためのマインド変革の秘訣』について紹介させていただきました
今回のマインドセットを身につけられれば、一生自分を成長させ続けることができるはずです
成長することができれば、自分の理想の人生に絶対に近づけます
さまざまな困難があると思いますが、前向きに頑張っていきましょう!
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